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久保田裕の著作権コラム

2014/12/26委員長コラム Vol.30

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今年は、山の中の改装した古民家に、東京の企業が続々とサテライトオフィスを開設して進出している徳島県神山町に行ってきました。

地方が抱える問題は多岐にわたりますが、情報発信力の弱さもその問題の一つでしょう。情報発信力が高ければ、観光客も来るし物産も売れるし、交流人口が増加し定住者も増えるのです。そのことを、神山町に行って実感しました。料理のつまものとして葉っぱをビジネスに変えた上勝町は神山町の隣ですが、この両町は、過疎高齢化が進んだ山の中にあって、人口の社会増を数年続けて実現しているのです。

実際に神山町では、サテライトオフィス構想以前から、空き民家の情報やイベントなどのポータルサイトを運用していました。上勝町では、都会からの移住者が次々とブログで情報を発信し、最近では動画を使った番組まで制作しています。こうしたインターネット上の新しい技術やサービスを使った情報発信に取り組んできたのです。

25年にわたり著作権を保護する活動をしてきて思うことは、著作物は情報そのものだということです。地域の課題を情報発信で解決するために、文化や食など地域固有の情報を、ブログや動画などでもっと発信するべきなのです。そのとき、情報は著作物そのものですから、地域の情報発信においても、著作権の知識は必須です。

平成26年4月より、ビジネス著作権検定試験「初級」よりもさらに基礎的な内容となる「BASIC」がスタートしています。高校生や専門学校生、社会人など幅広く著作権を勉強し、受験してほしいと思っています。

電子パンフレット
検定の概要をまとめた
電子パンフレットを
ご用意しています。
サンプル問題
ビジネス著作権検定の
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掲載しています。

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