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2023.02.22
アポイントメントを取ることは、ビジネスシーンにおいて非常に重要です。
クライアントとのコミュニケーションを増やし、その先のビジネス展開を大きく左右します。
しかし、アポイントメントはそう簡単に取れるものではありません。
また、断られ続けるとメンタルに支障をきたす恐れもあるでしょう。
そこで今回は、ビジネスチャンスを逃さないアポイントメントの取り方を徹底解説します。
アポイントメントとは、「面会・会合の約束」を意味します。
ほとんどの場合、「アポ・アポ取り」と省略されて使われており、多くの方が耳にしたことがあるのではないでしょうか。
ビジネスシーンにおけるアポイントメントとは、顧客やビジネスパートナー、クライアント、新規開拓先の担当者などと交わされる、面会の約束を指します。
また、対法人のみに限らず個人顧客にも使われ、「〇〇様宅に訪問のアポが取れた」のような表現で用いられます。
アポイントメントを取ることは、社会人にとって常識です。
突然の訪問は、相手の都合を無視していると捉えられてもおかしくありません。
もし相手が忙しい時間帯なら非常に迷惑を感じ、その後のビジネス展開に大きく影響するでしょう。
プライベート同様に、ビジネスでも相手の都合への配慮が必要不可欠です。
アポイントメントを取る、スタンダードな方法が電話とメールです。
また最近では、ウェブで行うケースも増えてきています。
ここでは、アポイントメントを獲得する3つの方法を、例文を交えてご説明します。
電話のメリットは、相手と直接会話ができることです。
相手の反応がダイレクトに伝わるため、即座にアプローチの方法を変更したり、声のトーンや話し方に緩急を付けたりと、多角的に接近できます。
トークスクリプトやマニュアルを作成し、会話の流れを掴むことが重要です。
デメリットは、やはり断られやすいことではないでしょうか。
電話は、相手の時間を奪います。
したがって、相手が忙しいときに電話を掛けると強い拒否感が生まれ、ぞんざいに断られるでしょう。
前から付き合いのあるビジネスパーソンなら、電話を折り返してくれる可能性もありますが、初めての場合はその限りで終わってしまい、なかなか先の展開に進みにくい方法といえます。
・既存顧客の場合
「いつもお世話になっております。〇〇会社の〇〇です。
お忙しいところ恐れ入ります。
今、お時間よろしいでしょうか。
本日は〇〇の件でお電話致しました。
よろしければ一度お打ち合わせさせていただきたいのですが、今週でしたら、お手すきのお時間はございますでしょうか。
(アポイントメントが取れたら)
承知致しました。
では明日〇〇日午後〇〇時に、御社へお伺いします。
本日はお時間頂戴しまして誠にありがとうございました。
明日の件、よろしくお願いいたします。
失礼いたします。」
・新規開拓の場合
「お忙しいところ恐れ入ります。〇〇会社の〇〇と申します。
本日は、弊社〇〇(商品名・サービス名)のご案内をさせていただきたくお電話致しました。
恐れ入りますが、ご担当者様はお手すきでしょうか」
担当者に取り次いでもらえたら、商品内容の説明やそれに紐づく提案をし、以後は既存顧客と同様です。
メールのメリットは、相手の都合を邪魔せずにアプローチできるところではないでしょうか。
また、伝えたい内容をそのまま文字で残せるため、誤解やミスを防げます。
ただし、メールは、電話のように強制的に手を止めて対応を迫るものではなく、自分で受信のチェックをしなければなりません。
時間に束縛されない点は長所ですが、その反面、作業中のメールチェックは後回しにされがちです。
これは、メールを送る側にもいえることでしょう。
メールは、レスポンスの早さが重要です。
日程調整や質問など、こちらからの意思決定がないと解決できないことは、できるだけ早く、1日以内には返信しましょう。
・既存顧客の場合
件名:
【〇〇(商品名・プロジェクト名等)お打ち合わせ日程のご相談】〇〇会社〇〇
本文:
〇〇会社
〇〇部 〇〇様
いつもお世話になっております。
〇〇会社〇〇でございます。
〇〇の件につきまして、よろしければ一度お打ち合わせさせて頂けないでしょうか。
1時間程、お時間を頂戴できれば幸いです。
つきましては、今週午後からのお手すきな時間をお教えください。
お忙しいところ、誠に恐れ入ります。
ご確認の程、よろしくお願いいたします。
・新規開拓の場合
件名:
【弊社〇〇(商品名・サービス名等)のご提案】〇〇会社〇〇
本文:
〇〇会社
〇〇部 〇〇様
初めまして、〇〇会社〇〇部〇〇と申します。
突然のご連絡、失礼いたします。
この度は、貴社事業につきまして、弊社の〇〇がお役立てできればと
ご連絡させていただきました。
(サービス内容のPR)
よろしければ一度、ご挨拶に伺わせて頂ければ幸いです。
今週、お手すきのお時間をご教授頂けないでしょうか。
お忙しいところ、誠に恐れ入りますが、
ご検討の程、よろしくお願いいたします。
自社サイトのお問い合わせフォームや、資料請求フォームなどに入力してもらい、アポイントメント獲得につなげます。
メール同様、この方法もレスポンスの早さが重要です。
相手の意識が集中しているうちに、メールや電話などのアクションを起こしておきましょう。
インターネットが普及した現代において非常にニーズに合った方法ですが、ただお問い合わせフォームや申し込みフォームを設けているだけでは、アポイントメント獲得は見込めません。
商品のPRや、SNSの利用など、顧客の目に止まるようにすることが必須です。
アポイントメント獲得は、次のビジネスシーンにつながるアクションです。
ここでは、アポイントメントを獲得する4つの秘訣をご紹介しましょう。
相手にアポイントメントを取り付ける際は、会う目的や、会うことによるメリットを明確に伝えましょう。
「打ち合わせがしたい」、「挨拶に伺いたい」、「新商品のご説明」などと、簡潔に伝えることがポイントです。
こちらから面会の日程を提示する場合は、候補日を必ず3日ほど用意しましょう。
相手に合わせられるようにしておくことがポイントです。
また、こちらから日程を提示するか、都合を伺ってから日程調整を行うかは、相手の多忙さや性格から判断しましょう。
日々のコミュニケーションから、日程を決めてもらいたいタイプと、自分の予定を優先したいタイプとの、見極めが肝心です。
丁寧な言葉遣いは、何よりも好印象を与えます。
また、礼儀正しい態度は、第一印象をよくするでしょう。
素晴らしい商品を揃えていても、それを説明する人の話し方や態度で、チャンスを棒に振ることがあります。
社会人として当たり前のことですが、人と接するときは礼儀正しく、常に丁寧な言葉遣いを意識することが重要です。
電話やメールは、タイミングに気を付けましょう。
休日に仕事の電話が鳴ると、多くの方は迷惑に感じます。
営業時間外の連絡はマナー違反と認識しましょう。
また、アポイントメントの日程調整は、月曜日の午前中と、金曜日の午後を避けたほうが無難です。
週明けと週末は、仕事で忙しい場合が多く都合をつけにくいため、面倒がられる恐れがあります。
アポイントメントが取れたら、相手に感謝のメールを送りましょう。
相手の印象をよくし、次の展開への効果が期待できます。
インターバルは必要ありません。
すぐに感謝の気持ちを伝えることがポイントです。
また、メールを送る際に日時を記述しておくことで、勘違いや失念の防止に役立ちます。
アポイントメントは、ビジネスシーンにおいて重要な役割を持ちます。
また、アポイントメントを獲得するためのコミュニケーションスキルは、仕事をする上で大変必要な能力です。
一方で、自分のスキルを客観的に判断することは困難ですよね。
サーティファイのコミュニケーション検定なら、自身のスキルを可視化し、今後の社会活動に役立てられます。
また、丁寧な言葉で「話す」、相手の話を「聞く」スキルも学べます。
この機会にサーティファイのコミュニケーション検定で、スキルアップしてみませんか。
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