実践日本語コミュニケーション検定(PJC)は、日本語を母語としない外国人の方々を対象として、日本で就労する際に必要とされる日本語能力試験(JLPT)N1~N2相当の「ビジネス会話レベル」の日本語コミュニケーション能力を測定する検定試験です。上司や同僚との会話力、接客能力、ビジネスマナー等の理解度を評価することで、日本語による業務遂行能力の育成と雇用機会の拡充に寄与することを目的としています。合否による評価ではなく、取得したスコアに応じて10段階のレベル評価をします。
企業が外国人留学生に求める資質の第1位と第2位は、理系と文系ともに「コミュニケーション能力」と「日本語能力」です。
DISCO「外国人留学生の採用に関する企業調査」アンケート結果<2015年11月調査>
日本人の方々を対象とした「コミュニケーション検定」を平成15年より13年間に渡り主催し、試験結果を分析してきたノウハウをもとに、日本語を母語としない方々を対象としたコミュニケーションの試験を創設いたしました。たとえば、「すみません」という言葉一つとっても、言ってよい場面と言ってはいけない場面があります。その相手との距離の取り方やニュアンス違いを理解しているか、なども含めて出題している点が、実践日本語コミュニケーション検定(PJC)の特長です。
漢字の読み書きや文法力だけを測定する問題は出題されません。会話表現の流れの中で、言葉遣いの適切さ、さらには話題の適切さ、相手との距離の取り方の適切さ、といった視点に基づき試験問題を出題しています。
PJCは日本企業が求めるビジネス日本語の運用力を体系的に測定・評価することで、受験者が保有するビジネスで必要とされる日本語能力を客観的に証明します。
PJCで取得した評価レベルは、日本企業へ就職する際に、自分の日本語能力や日本の企業の商習慣への理解度をアピールする資格として活用することができます。
PJCは、電話対応やクレーム対応、会社訪問など、様々な日本企業でのビジネスシーンを想定した問題を出題しています。そのためPJCの評価レベルはそのまま仕事する上で必要なビジネス日本語スキルの指標として活用することができます。
大学院・大学・専門学校の 外国人留学生 |
日本での就職を考えている外国人留学生を対象に、ビジネス日本語の学習進度の指標として (活用例)ビジネス日本語コースのクラス分けのテスト、就職活動における保有スキルのアピール |
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企業の外国人社員 | 外国人人材を採用する際の日本語能力の指標や日本語研修の効果測定として (活用例)入社試験、研修修了試験 |
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