京都教育大学 教育学部
杉山 和保 様
この度教員採用選考検査に見事合格され、2019年4月より中学教員となられる杉山 和保 様に、著作権を学ぶきっかけや教育著作権を受験いただいた感想と、今後教員としての著作権知識の活用について、お話を伺いました。
杉山様は、これからの教員にとって、著作権知識は必要不可欠であるとの強い想いとそれを伝える使命感をもたれています。
教員を目指す学生様は是非ご参照ください。
私が通う京都教育大学の比良 友佳里先生のゼミを選択し、著作権について教えてもらったことがきっかけです。それまで著作権については全く知りませんでした。比良先生の講義はとても興味深い内容が多く、ゼミ内で著作権を学習するにつれ、インターネット社会において、情報の取り扱い方やその価値を知ることはとても大事なことで、これからの社会で生きていくには絶対に必要な知識だと感じました。私は教員になることを目指していたこともあって、この学習をきっかけに、「著作権教育」をテーマに卒業論文も提出しています。
比良先生からも、ゼミ講義で学習していれば、高得点が狙えると聞いていたので自信はありました。講義に加え、教育現場で必要となる著作権知識は自学自習していたこともあって、高いレベル判定を獲得できたと思います。一部日常生活に関する内容については少し苦戦してしまいましたが・・・
又試験問題は、実際に起こり得る具体的な場面を想定した問題構成になっているので、試験問題を解く上では、誰が権利を侵害し、権利を侵害され、又どういう侵害の在り方なのか等をイメージしなければ判断ができません。試験問題を解くことで、状況把握力をつける訓練にもつながると思いました。
検定を受けたことで、現在の自分の知識レベルを客観的な視点で知ることが出来ましたので、今後苦手分野を再度学習し、更なる知識向上に繋げていければと思います。
私は幸運にも著作権を学ぶ機会をいただきました。まだまだ足らないと思いますが、著作権に関しては他の人より知識は持っている方だと思います。今後は教育現場で正しくコンテンツを扱える教員になると同時に、子どもたちに著作権を教えられる教員になりたいと思います。まずは子どもたちが作った作品や作文の価値やその取扱い方について伝えるところからはじめ、先々は具体的な著作権法の中身についても触れていければいいな、と考えています。
スマートフォンやSNSが身近な子どもたちにとって、著作権の知識は必要不可欠なものです。私から学んだ知識をもって、正しく情報を取り扱えるようになるだけでなく、将来まだまだ加速するであろう情報社会で活躍してくれる子どもが一人でも出てくれば、とても嬉しいです。
私は幼少期からピアノを通じて音楽に触れていたこともあり、短大に入学する前から著作権に興味がありました。入学後は著作権に関する講義やゼミを選択し、先生を通じて検定のことを知りました。卒業後の就職先は教育関係ではありませんが、世の中には知らない間に著作権侵害している場面が結構あることを知り、自分から正しい知識を発信できるようになりたいと考え、受験しようと決めました。
著作権の基礎を問う問題が幅広く出題されましたが、教育現場を事例とした問題が出題されたことが印象的でした。具体的な場面を想定した問題だったので、著作権の制度を日常生活と結びつけながら楽しく解くことができたと思います。
講義では著作権制度について幅広く学び、ゼミでは音楽の類否判断を研究テーマにしてより深く著作権を学ぶことができました。就職後も著作権の勉強を続けて、周囲に正しい知識を伝えられるような人材になりたいと思っています。
私は情報コミュニケーション学科に所属しており、「情報リテラシー」の講義で著作権や知的財産権について学びました。講義の中でビジネス著作権検定や教育著作権検定について紹介があり、学内受験が可能ということで興味が湧きました。私は情報教育分野への編入学を考えていたため、教育著作権検定を受験しました。
私は、仕事に就いたときに著作権の知識を活かしたいと考えて受験したのですが、実際に受験してみてまだまだ勉強不足だと感じました。教育著作権検定は合否ではなく5段階でレベル認定されるので、自分の実力試しに受験するにはとても良い経験になったと思います。
講義や検定を通じて著作権に興味を持ちました。将来は情報に関する仕事に就きたいと考えているため、情報リテラシーとしての著作権知識はとても重要だと思います。勉強不足だった部分をしっかり学んで就職先で活かしていきたいと考えています。
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