Pythonプログラミング能力認定試験

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活用事例

Case-1 中央情報専門学校

中央情報専門学校
IT・Web学科 学科長・教務課長 伊藤 永悟様

中央情報専門学校は、1987年の創立以来、IT業界の変革を常に捉え、実践的な教育を提供してきた専門学校です。「21世紀の日本と世界で新しいビジネスを生み出す、クリエイティブで社会に役立つ人材を育成する」を教育理念に、ITの黎明期から、社会で必要とされる人材を育成し、IT業界の発展に貢献してきました。

今回は、IT・Web学科を担当する 伊藤 永悟 先生に、「Pythonプログラミング能力認定試験」を活用いただいた背景と効果をお伺いしました。

▼中央情報専門学校 Webサイト
https://www.ccmc.ac.jp/

はじめに、「Pythonプログラミング能力認定試験」導入のきっかけ(背景)をお聞かせください。

近年のPythonの需要の高まりを受けて、中央情報専門学校でもプログラミング教育の主軸をPythonに移行しました。初学者向けのeラーニングサービスでも主にPythonが採用されており、アクティブラーニングやアダプティブラーニングを実現するにも適した状況でもあることも追い風でした。しかし、主体性を維持するためには目標設定が重要となります。Pythonプログラミング能力認定試験は、その難易度や受験のしやすさのため取り入れやすい資格でした。

試験をご活用いただいて、良かった点・ご評価いただいた点をお聞かせください。

デジタル問題集を通じて本番に近い受験システムを体験できるため、Webテスト形式でも安心して実施できました。3級の出題範囲が基礎的なものでまとまっており、初学者でも挑戦しやすいのも魅力的です。他言語より試験時間・受験料の面での負荷が小さく、学内実施がしやすい点も良く感じました。

Pythonに関する貴学での学習状況をお聞かせください。また学習状況に対し、試験を活用したことで、どのような効果や変化、影響があったかをお聞かせください。

かねてよりPythonの授業がありましたが、知識の習得が中心でした。留学生が中心であるためか学外の試験に抵抗感を覚える学生が多く、その代わりとして知識確認の試験を学内で実施している状況でした。
現在は様々なeラーニングサービスを活用して、主体的に学びを進められるようにしています。その主体性を支えるため、学習ポートフォリオの作成も開始しました。まだプログラミングについて具体的なイメージができていない初学者にとって、気軽に挑戦できるPythonプログラミング能力認定試験は作品制作以上に身近な目標となります。適切な目標を得られた学生達は積極的にスキルを獲得していき、結果として作品制作にも活気が出てきました。

試験について、今後、期待することや改善を希望することがありましたらお聞かせください。

デジタル問題集の内容やシステムが改善されるのを期待しています。開始したばかりの試験のため内容が限られている点は時間が解決するものかと思います。一方でシステムとしては過去問と解説を確認できるツールに留まっている現状がもったいなく感じています。学習者が特定知識に関する問題に気軽にリーチできるようにして、小まめに知識確認が可能になると自主学習に勧めやすくなります。また、教員が学習状況を把握しやすくなると小まめに学習サポートが可能となり、実際にPythonプログラミング能力認定試験を受験する学生が増やすことができるのではと考えています。

試験を導入したことで、先生方のご指導や、学習者の学習・意欲・学び方に関して、良い変化がありましたらお聞かせください。

これまで述べたようにPythonプログラミング能力認定試験という適切な目標設定が可能になったことで、プログラミング教育のアクティブラーニング・アダプティブラーニングを推し進めることができました。授業の指導・評価方法が変わることによる不安が大きかったのですが、資格により知識確認の機会を維持できたことは大きな安心材料でした。学生にとっても知識確認の場が自ら挑戦するものになり、ポジティブに捉えられるよう変化したと感じています。

最後に、今後「Pythonプログラミング能力認定試験」を活用される方や、指導される方、また弊社にむけて、何かメッセージがございましたらお聞かせください。

Pythonプログラミング能力認定試験は、初学者でも気軽に受験できる点が最大の魅力だと考えています。3級で基本を確認してから上位の級を目指して知識を深めることも、作品制作に舵を切ることもできます。学びやすいPythonに寄り添い、学生の挑戦を支える試験として続いていっていただけると嬉しく存じます。

ありがとうございました。


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