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公式テキスト著者コラム

2019/02/07第11回 各種プログラミング言語について

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 今回のコラムでは、いくつかプログラミング言語をご紹介いたします。
 プログラミング言語に関しては、ネットマーケティング検定でも出題頻度が高い分野です。また、実際にプログラミングの経験がないと実感が沸かないためか、苦手意識を持っている方も多いように見受けられます。
 インターネットマーケテイングを行う際、直接プログラム言語を用いて開発に携わることがなくても、より良いサイトの制作や運営を行ったりエンジニアとの折衝をする場合に、プログラミングの知識が求められる場合が多々あります。



 まずは、プログラミング言語の1つであるJavaをご紹介します。
 Javaは開発のシェアが広く、Web系・組み込み系・Androidアプリなど幅広く利用されています。
 また、コンパイラー言語であり、仮想マシン(VM)用の中間言語によるオブジェクトコードを生成します。そのため、機械語に互換性のないコンピューター同士でも移植性が高いといった特徴があります。因みにコンパイラー言語とは、ソースコード全体を機械語に変換した後に実行する言語のことです。そのため、プログラムの実行速度は高くなる特徴があります。
 Javaは、オブジェクト指向などの機能を取り入れており、開発効率が良いことも特徴です。



 次に、Pythonをご紹介します。Pythonは、シンプルで扱いやすいコードが特徴の、高水準言語です。高水準言語とは、プログラミング言語のうち、より自然語に近く、人間にとって理解しやすい構文を持った言語を指します。対義語に低水準言語がありますが、これと比較したときに高水準言語は「コードを書く人間にとって分かりやすい」「メモリの制御などを意識しなくてよい」といった特徴があります。
 Pythonはそのコードの扱いやすさから、Web系のみならず各種の自動処理、理工学や統計・解析など、幅広い領域で活用されています。また、近年では、機械学習のモデルを構築する際に使用されているケースが多々見られます(ただ、Pythonの人気が高いだけで、機械学習のモデル構築はPythonのみというわけではありません。)。余談ですが、ソフトバンクロボティクス手がけているヒューマノイド型ロボットのPepper(ペッパー)もPythonに対応していることで有名です。今後どうなるかわかりませんが、日本にはまだまだ機械学習のような先端技術に関わるエンジニアが不足しているため、Pythonエンジニアの需要が伸びていく可能性もでてくるのではないでしょうか。また、それを受けてか IPA(独立行政法人情報処理推進機構)は2019年1月24日、「基本情報技術者試験」で、Pythonを追加すると発表しました。AI(人工知能)人材育成のニーズなどを踏まえて出題の見直しも実施する方向との動きが出てきています。



 続いて、PHPをご紹介します。HTMLの文書中にプログラムを埋め込む記述方式が可能であり、データベースとの連携にも優れています。それゆえ、よくWeb開発で使われているのを見かけます。また、PHPはサーバーサイドでコードを実行するといった特徴があります。



 最後に、JavaScriptをご紹介します。JavaScriptは、HTML文書中に埋め込まれ、Web上で動作する言語です。Webページの表示をアニメーションさせたり、ユーザーの操作に反応して表示を変えたりといった用途に使われるイメージが強いですが、近年ではサーバーサイドでの実行環境やライブラリが登場してきており、Web開発全般で利用されることも多いようです。
 また、JavaScriptはインタープリタ言語です。インタープリタ言語とは、ソースコードを変換することなく直接実行するといった特徴があります。



 今回は様々なプログラミング言語についてご説明いたしました。プログラミング技術の進化は日進月歩であり、日々新たな仕様やライブラリが生まれています。興味がある方は、是非調査や開発をしてみて下さい。


【参考ページ】

Python
https://ja.wikipedia.org/wiki/Python


IPA、基本情報技術者試験にPythonを追加/COBOLを廃止
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1901/28/news038.html

電子パンフレット
検定の概要をまとめた
電子パンフレットを
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サンプル問題
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