SNS広告はインターネット広告の1つで、近年注目されている広告の1つです。(ちなみにインターネット広告は、リスティング広告、Web広告、メール広告、SNS広告、コンテンツ内広告の5つに大きく分類して考えることができます。)
インターネット広告全般のメリットとしては、少額からで実施が可能で、ニッチな層にも効果的なアプローチができ、詳細な効果測定が可能なことなどが挙げられます。ですが、競争相手が多いことや、ネット環境に影響されることなどの特徴もあり、注意が必要です。
また、SNS広告のメリットとしては、各SNSが保有しているユーザーにピンポイントで広告を提供でき、ユーザーがすぐに購入行動に移行できることがあげられます。
SNS広告についておさえるべきポイントを、Facebook、Instagram、Twitter、LINEなどそれぞれのSNSの特徴をふまえつつご紹介していきます。
Facebookはビジネスからプライベートまで幅広く利用されているSNSです。実名登録が原則で、ユーザー同士はクローズドな関係の場合が多く、拡散力はそれほど高くありません。しかし、事前にユーザーが登録したプロフィール(年齢、性別、居住地など)に合わせたアプローチが可能となります。
Instagramは写真投稿を中心としたSNSで、10代20代の若い女性を中心に人気です。
なので、若い女性をターゲットとした商品やサービスとの相性が良いといえます。インスタグラマー(多くのフォロワーを持ち影響力のあるユーザー)に商品を取り上げてもらい、アピールしてもらうことも可能です。
Twitterは拡散性が非常に高いSNSです。ニックネームでの登録が可能なので、気軽に利用できるといったメリットもありますが、匿名ゆえのトラブルも多く発生しています。その高い拡散性から、うまく情報をリツイートできれば一気に商品やサービスの認知度を高めることが可能となります。また、潜在的なユーザーへのアプローチにも優れています。
LINEは老若男女に広く親しまれているSNSです。利用者数が多く、幅広い層へ広告を出すことが可能となります。一方、広告出稿ができる商品やサービスが限られていることや、出稿の審査が厳しく開始までに時間がかかることなどに注意しなければなりません。
総務省の情報通信白書によると、2012年時点から各年代のSNS普及率が増加しており、特に2016年では20代の97.7%がいずれかのサービスを利用していると報告されています。今後インターネットマーケティングを考えるうえで、SNS広告の活用はますます重要になってくると予想されます。
【参考ページ】
デジ研
SNS広告(Instagram・Facebook・Twitter・LINE)の特徴と使い方
https://digital-marketing.jp/ad-technology/characteristics-and-usage-of-sns-advertisement/
情報通信白書
第1部 特集 データ主導経済と社会変革
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h29/html/nc111130.html