UIとはユーザーインターフェイスとも呼ばれ、ユーザーとコンピューターシステムとの間で、情報のやり取りを行うための方法や操作、表示の仕組みを総称したものです。簡単にいうとユーザーの目に触れる部分のことです。インターネットマーケティングでは、ユーザーに支持されるUIやコンバージョン達成につながるUIを作成することが重要となります。
以下は、最低限押さえておきたいUIデザインのポイントです。
1.ユーザビリティを意識した、機能的で操作性の高いデザインであるか
最も重要なポイントです。ユーザーが操作しやすく、直観的で分かりやすいデザインにする必要があります。
2.情報を詰め込み過ぎていないか
必要な情報を記載することは重要ですが、情報を詰め込み過ぎると結局何が重要なのかが分かりにくくなり、ユーザーに敬遠されるおそれがあります。特にスマートフォンやタブレットのユーザーは、視覚的かつ直感的に全体像が理解できる構成になっていないと、「なんだかよく分からない」という反応になってしまい、離脱してしまう可能性が高いといわれています。ユーザーにストレスを与えない適切な情報量であることが重要となります。
3.伝えたい情報の優先順位がはっきりしているか
強調する部分とそうでない部分の強弱をつけて、重要度の高い部分を目立たせます。
4.デザインは統一されているか
ページごとにデザインが違うとか、カラーが散漫であるとか、ボタンの形が違うなどといったことになると、「このサイトは大丈夫なのだろうか?」とユーザーの信用を失いかねません。そのため、まずはサイト全体でデザインの統一性や一貫性を持たせることが重要となります。
5.お問い合わせ情報が分かりにくい箇所にないか
問い合わせ先のメールアドレスや電話番号は分かりやすい箇所に記載します。
6.ターゲットを意識したファーストビューであるか
諸説ありますが、ユーザーがあるサイトを初めて訪問したときに、自分の求めるサイトかどうかの判断を行う時間は、平均6~8秒であるといわれています。Webサイトは、ユーザーへのスーパーショートタイムのプレゼンテーションです。ファーストビュー(最初に表示される部分、スクロールせずに画面に表示される部分)がきちんとターゲットの琴線に触れるものでなければなりません。
ちなみに、UIとよく似た言葉でUX(ユーザーエクスペリエンス)がありますが、UXとは商品やサービスの利用を通じて得られる体験を指します。UIとUXの違いですが、「使いやすい」「見やすい」といったユーザーとの接点がUIなのに対し、UXは「グラフィックが美しく感動した」「アプリを使用することで割引クーポンがもらえた」といったユーザー自身が体感する体験のことであり、UIによってユーザーが得られる体験がUXであるといわれています。
【参考ページ】
LeadPlus 基本的なUIの考え方と、良いUIを制作するために必要な6つのこと
https://www.leadplus.net/blog/6-tips-basic-ui-and-creation-of-good-ui.html