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公式テキスト著者コラム

2021/06/29第39回 テレワーク時に用いられるWeb会議ツールについて

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 新型コロナウイルスの感染拡大とそれに伴う緊急事態宣言発令などにより、テレワークを導入する企業が急増してきました。一般社団法人日本テレワーク協会によると、テレワークとは、『情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方』と定義されています。自宅で就業する「在宅勤務」、電車や新幹線、飛行機内で行う「モバイルワーク」、サテライトオフィスやコワーキングスペースで行う「サテライト/コワーキング」、リゾートやバケーションが楽しめる地域で行う「ワーケーション」などの種類があります。
 テレワークのメリットとして、通勤時間の削減や多様な働き方の実現、オフィスコストの削減や人材の確保・離職防止などが挙げられます。



 従来行われてきた対面での打ち合わせや会議は、Web会議ツールを介して行われるようになりました。
 以下に、Web会議ツールの中でも特によく使われている『Zoom』、『Skype』、『Microsoft Teams』、『Google Meet』についてご紹介します。



 『Zoom』は、もともとオンラインセミナー向けのアプリとして開発されたツールで、音声会議やカメラを使った会議、画面共有が可能です。その手軽さと使いやすさから広く利用されており、利用シェアナンバーワンという調査結果も出ています。Zoomには無料版と有料版があり、無料版でもほとんどの機能を使うことができますが、3人以上で利用すると40分間の時間制限があったり、投票機能が使えないといった点に注意が必要です。
 『Skype』は、テレワークが推奨される前から使われているツールで、抜群の知名度があります。音声会議のみならず、チャットでの会話も可能で、高い利便性が評価されています。
 『Microsoft Teams』はマイクロソフトアカウントと連動しており、チャット機能のほかに、他のマイクロソフトサービスとの連携が可能といった特徴があります。
 『Google Meet』はGoogleアカウントと紐づけて使用できるのが特徴です。時間制限なしで利用でき、Googleのサービスを日常的に使っている人にとっては使いやすいツールです。



 ある調査によると、Web会議システムの利用率推移は、2019年12月末では44%でしたが、2020年4月末には63%と大幅に増加しており、今後も更なる増加が見込まれます。また総務省も、民間企業・団体のテレワーク導入段階に応じたサポートとして「テレワーク・サポートネットワーク事業(初期相談やミニセミナーの開催)」「テレワークマネージャー相談事業(セキュリティやICTツールに関する個別での具体的な無料コンサルティング)」などを実施しています。ビジネスパーソンにとっても、それぞれのツールの特徴を把握しておくことが重要です。

【参考ページ】

一般社団法人日本テレワーク協会 『テレワークとは』
https://japan-telework.or.jp/tw_about/


総務省 『テレワークの推進』
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/telework/


株式会社MM総研 『Web会議システムの利用シェアはトップの「Zoom」が35%』
https://www.m2ri.jp/release/detail.html?id=420


Calling 『高いシェアを誇るWeb会議システム5つを選ばれる理由とともに解説』
https://www.calling.fun/introduction/web-meeting/share-of-web-conferencing-systems/


Teach me Biz 『いまさら聞けない「Zoom(ズーム)」とは?初心者でも分かる基本機能やできることを解説』
https://biz.teachme.jp/blog/what_is_zoom/

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