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公式テキスト著者コラム

2022/04/26第49回 SEO対策における内部施工を理解しよう

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 今回のテーマは、SEO対策における内部施工です。内部施工は、サイトのHTMLなどのインターフェイス系プログラミングを調整することで、検索エンジンからの評価を向上させる施策であり、内部SEOや内部対策とも呼ばれます。
 内部施工には、大きく分けて「(1)検索エンジンのクローリングを促すこと」、「(2) 検索エンジンにサイトの内容を正しく伝えること」、「(3)ユーザビリティを向上させること」の3つの目的があります。SEOの内部施工ではそれぞれの目的別に対策をしていくことが重要になります。



(1)検索エンジンのクローリングを促す

クローリングとは、検索エンジンのロボットがインターネット上を巡回し、Webページの情報を複製・保存することです。このロボットのことをクローラーと呼びます。せっかくサイトを作成しても、クローラーに巡回してもらうことができなければ、検索結果上にサイトが表示されません。検索エンジンのクローリングを促すには、例として「XMLサイトマップを作成・送信」、「URLの正規化」、「パンくずリストの設置」といった対策があります。クローリングについては前回コラム(第48回 Webサイトのクローリングを促すには)にて詳しく扱っているので、興味のある方はそちらをご覧ください。



(2)検索エンジンにサイトの内容を正しく伝える

SEO対策では目的とするキーワードで検索した際、検索結果にサイトが表示される必要があります。
目的とするキーワードで検索表示されるためには、以下の対策があります。



・見出しタグ<h1>を適切に使う

<h1>タグとは、見出しを表すタグです。通常HTMLでは、<h1>~<h6>まであるタグを階層構造的に使用するのですが、<h1>タグはその最上位の見出しタグになります。<h1>タグに挿入する文言について、特に文字数に制限はありませんが、ターゲットとなるキーワードを含む簡潔な内容にすることが望ましいです。どういう内容について書かれた記事なのかが一目で分かる文言にしましょう。また、<h2>タグ以降も適切に構成することでさらに効果が期待できます。



・<meta>タグを最適化する

<meta>タグとは<head>タグ内に存在し、検索エンジンやブラウザにメタ情報を伝えるためのタグです。
meta description(メタ・ディスクリプション)の記載はGoogleも推奨しています。meta descriptionの文字数は、2020年1月時点で、パソコン画面では90文字~120文字程度、スマホ画面では70文字程度が表示されます。meta descriptionに記載した文言は、検索結果に表示されます。ユーザーがページにアクセスするかどうかの判断材料の1つとなるため、そのページの概要を分かりやすく簡潔に記載しましょう。



・<img>タグのalt属性を使用する

alt属性とは、Webブラウザで画像が表示できないときに画像の代わりに表示されるテキスト情報のことで代替テキストとも呼ばれます。以下の通り、<img>タグ内の属性として記載します。
<img src= "/画像のパスを記述" alt="画像の代わりとなるテキストを記述" />
通常、クローラーは画像のみでは何を表しているのか理解できません。しかし、alt属性にテキストベースの付帯情報を記載することで、クローラーにその画像が何を表しているのかを伝えることができます。



(3)ユーザビリティの最適化

ユーザビリティとは「有用性」、「使いやすさ」などを意味します。Googleはユーザーのサイト内での行動を測定しているため、ユーザーがサイト内でどのような行動をとるかは重要な要素です。そのためユーザビリティを最適化し、想定外のユーザーの離脱を防ぐ必要があります。



ユーザビリティの最適化には以下のような対策があります。



・文字サイズを適切にする

ユーザーにとって見やすいサイズにすることが大切です。一般的には16ピクセルが推奨サイズ、最低でも12ピクセル以上が望ましいと言われています。



・404エラーページを設定する

404エラーページとは、リンク先にページが存在しない場合に表示されるページです。エラーメッセージのみが表示されると、ユーザーがサイトから離脱しやすくなるため、トップページや関連ページのリンクも記載するのが良いでしょう。



・モバイルファーストインデックス(MFI)に対応する

モバイルファーストインデックス(MFI)とは、サイトの評価を「モバイル版ページ」の評価に応じて検索順位を決める仕組みのことです。従来はパソコン用サイトの評価を元に検索結果が構成されていましたが、モバイルファーストインデックスが導入されることで、モバイル用サイトの評価を基に検索結果が構成されることになりました。これによりモバイル用サイトのSEO対策が十分でないサイトは検索順位を大きく落とす可能性があります。モバイル用サイトの最適化は今後必須になるといえます。



・ページ速度の高速化

ページの表示速度が遅いことがユーザーの大きなストレスになり、結果サイトからの離脱に繋がってしまいます。ページを高速表示するためには、例えば「画像サイズの最適化」や「サーバーとの通信回数を減らす」などの対策が有効です。



 内部対策は、検索エンジンの評価を向上させるために行います。まずは検索エンジンの評価基準を正しく理解し、対策を行いましょう。注意しなければならないのは、検索エンジンの評価基準は少なからず変化するということです。サイトの検索結果の変化や、Googleなどの動向を定期的にチェックし、継続的に最適化を図ると良いでしょう。

【参考ページ】

IT用語辞典バイナリ 『クローリング』
https://www.sophia-it.com/content/クロール


WEB集客ラボbyGMO 『SEOの内部対策とは?重要性や対策方法、チェックツールも合わせて紹介』
https://semlabo.com/seo/blog/internal_seo/


SEO内部対策で行うべき20の事
https://lucy.ne.jp/bazubu/internal-seo-15989.html#h1


DigitalMarketingblog『alt属性とは?効果から適切な記述方法まで詳しく解説』
https://digitalidentity.co.jp/blog/seo/lecture-alt-attribution.html

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