学校法人岩崎学園の「横浜医療情報専門学校」は、1989年開校、神奈川県内で最も古くから医療事務のスペシャリストを養成し、多くの病院に輩出している専門学校です。2012年には「医療IT科」を新設し、IT化が進む医療現場を支える技術者の養成にもいち早く取り組んでいます。
この度、教務部教務課の筧様に、サーティファイの「Access®ビジネスデータベース技能認定試験」についてお聞きしました。
かつては情報系の選択科目として、希望者のみにデータベースの授業を行っていました。全員必修としたきっかけは、医療事務の病院実習です。実習の中で、実務で使用されていることを知った学生が、職員の方に自身の学習状況を含めてお話したところ、「医療事務でデータベースのことまで勉強しているとはすごいね。これからは必要になってくる知識だよ」と言われたそうで、その報告が全員受験の契機となりました。
データベースの勉強をしてきた証拠として資格取得は有効で、就職活動においても自己PRの武器の一つになりうると感じたからです。文書作成ソフト・表計算ソフトに続くアプリケーション操作技能を証明できることで、学生の学習に対するモチベーションも上がると考えました。
医療事務・医事会計でもデータベースが使用されており、システムの仕組みを少しでも理解していることで、仕事への理解も深まるものと考えます。また業務の効率化を検討する際なども、データベースの知識の有無により、検討内容やスピードが大きく異なります。
1つ目に、資格日程を自由に設定できる点です。授業の進度に応じて柔軟に受験対策を行うことができるため助かります。
2つ目に、合格通知におけるレーダーチャート記載です。当校では、「データベース演習」の授業内容の定着度測定や、成績評価の一部として期末に一斉受験を行っていますが、分野別の弱点が把握できると、指導や自身での振り返りに活用できます。
3つ目に、他の検定よりも比較的受験料が安価な点です。学生に受験を進めやすく、万が一不合格になっても、再受験を進めやすいと感じます。
文書作成・表計算等の他のアプリケーションソフトとは発想が異なり、初めに設計から手掛けなければならないことに戸惑いを覚える学生が多いかもしれません。データベースの学習についてはむしろ、在学中の学生よりも、学生時代の学習を活かした卒業生から、役に立っていると聞かされることが多いです。
今は、チャンスがあるのなら積極的に受験したいと考える学生が多いと感じます。コロナ禍で各種検定試験が開催されなくなる恐れがあり、特に昨年度は従来の受験機会が与えられなかった学生が多いためです。検定に限らずですが、他の学生の様子がわからないと孤立感を感じるようで、在宅ではなく従来型の会場受験の希望が強いようですね。
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