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2022.4.27 Word

Word文章を2段組みレイアウトでスマートに表す

Wordの段組みとは、文章を途中で折り返し、2段、3段にするレイアウトです。「レイアウト」タブのページ設定グループから「段組み」をクリックして設定します。段組みは箇条書きの項目が多く、文章が縦に長くなる場合に活用できます。イベントや講習会のチラシのような、スケジュール情報とイベント内容が混在する文章の作成にも最適です。

目次

1.Wordの段組みとは

段組みは、1〜11段まで選択できます。ただし、多すぎると文章の折り返しが煩雑になり、読みにくい文章になります。A4縦書きであれば、2〜3段程度が適切な段数です。
また、間に境界線を入れて、見やすくするオプションも用意されています。

2.段組みレイアウトの方法

レイアウトを試す前に、Wordの編集記号を「表示」に切り替えます。

「ホーム(①)」タブの段落グループ(②)から「編集記号の表示/非表示(③)」をクリックして切り替えましょう。
記号がグレーで囲まれた状態であれば「表示」に切り替わっています。

高度なレイアウト操作をする際は、編集記号を「表示」にしておくと、視覚的に捉えやすいためおすすめです。
また、レイアウト変更を試すための文章がない場合は、Wordのダミー文章機能を使いましょう。ダミー文章とは、Wordが生成した任意の文章です。

=rand()

ダミー文章を作りたい場所に、上記の関数を入力してEnterキーを押すと、任意のダミー文章が表示されます。

関連記事:ダミー文章を反映する

準備ができたら、文章を段組みにする方法を確認します。

2-1.全体を段組みにする

文章全体を2段組み、3段組みにするときの方法はシンプルです。
文章にカーソルを置きます。このとき、文章の一部を選択(グレーに変化)してしまうと、うまく段組ができないため、ご注意ください。

「レイアウト(①)」タブのページ設定グループから「段組み(②)」をクリックします。
すると、1段・2段・3段(③)と選択肢が表示されるため、希望の段数を選びます。

3段以上を選ぶ場合は、「段組みの詳細設定」をクリックしてください。

「段組み」ダイアログボックス内の「段数」を希望の段数に変更し、「OK」ボタンをクリックして確定します。
この操作で、文章全体が選んだ段数で配置されます。

2-2.文章の一部を段組みにする

文章の一部を段組みにする場合は、段組みしたい部分を選択(グレーに変化)してから「段組み」をクリックします。
一部を変更したときの効果が分かりやすいように、ダミー文章に箇条書きを追加しました。箇条書きの部分(①)を選択し「段組み(②)」の「3段(③)」を選択します。

すると、箇条書きの部分だけが3段になります。
文章の間に、項目数の多い箇条書きを入れるときに役立つ機能です。
箇条書きに場所をとられて、用紙1枚に収まらないときは、段組みを活用しましょう。

2-3.段組みとセクション区切り

文章の一部に段組みを入れると、段組みした文章の上下に自動で「セクション区切り」が挿入されます。セクション区切りは、Word文章の途中で、段組みや用紙サイズを変化させるための境界線です。

文章の一部を段組みする際、あらかじめ変更する文章の前後にセクション区切りを挿入しておけば、文章を選択する必要はありません。カーソルを変更したい場所に移動して、段組みを選ぶだけです。

セクション区切りは「レイアウト(①)」タブ内の「ページ設定(②)」から「区切り(③)」をクリックします。
そして「セクション区切り」内の「現在の位置から開始(④)」をクリックしてください。

セクション区切りを消すときは、セクション区切りと表示されている場所にカーソルを置いて、Deleteキーで消します。

セクション区切りの機能を理解していないと、段組みを増やしたり減らしたりしている間に、セクション区切りが増えてしまいます。思った通りの割り振りにならないときは、セクション区切りを見直しましょう。

2-4.段組みを解除する

段組みを解除するときは、解除したい場所にカーソルを置きます。セクション区切りで囲まれた中であれば、どこに置いても問題ありません。
その状態で、「レイアウト」タブのページ設定グループから「段組み」をクリックして「1段」を選びます。

段組みを解除しても、セクション区切りは残ったままです。不要であればDeleteキーで消しましょう。

2-5.段組みできないときの対処法

文章の最後に2段組みを入れようとしたとき、2段に分かれるだけで、文章が横に並ばないことがあります。

これは、最後の改行まで選択して段組みすると、セクション区切りが後ろに付かないため、引き起こされる現象です。

対処法は、下記の2つです。

  • ①文章を選択する際に最後の改行を含めない方法
  • ②文章の最後に手動でセクション区切りを挿入する方法

文章の最後にセクション区切りを挿入すると、横並びに表示されます。

3.段組みの応用

基礎を踏まえた上で、こちらからは段組みを使ったレイアウトの応用方法をご紹介します。

3-1.段組みの間に境界線を入れる

段組みの間に境界線を入れて、見やすくするオプションです。

「レイアウト」タブのページ設定グループから「段組み」をクリックします。
選択肢から「段組みの詳細設定」をクリックし「段組み」ダイアログボックスを表示してください。

「境界線を引く(①)」にチェックを入れ「OK」でダイアログボックスを閉じると、段の間に境界線(②)が表示されます。

境界線によって、段と段を区別し、読みやすくする方法です。

3-2.段区切りで途中から改行する

段組みで左右に分けた文章を、区切りのよい場所で改行する方法です。

改行したい場所にカーソルを置いて(①)「レイアウト(②)」タブのページ設定グループから「区切り(③)」をクリックし「段区切り(④)」を選択します。

段区切りが挿入され、左側にあった文章が右側に移動しました 。
段区切りもセクション区切りと同じように、Deleteキーで削除できます。

3-3.段の間隔を変える

段の間隔を変えて、段と段の境目を分かりやすくできます。

「レイアウト」タブのページ設定グループから「段組み」をクリックします。
選択肢から「段組みの詳細設定」をクリックし「段組み」ダイアログボックスを表示してください。

「間隔」をクリックすると、間隔の文字数が変更できるため、希望の数字に変更します。

段と段の間隔が広がって、読みやすくなりました。

3-4.左右のバランスを変える

段と段の左右のバランスを変更し、スマートな見た目に変更します。

「レイアウト」タブのページ設定グループから「段組み」をクリックします。

選択肢から「段組みの詳細設定」をクリックし「段組み」ダイアログボックスを表示してください。

「段の幅をすべて同じにする」チェックボックスのチェックを外し、どちらかの段の文字数を変更すると、呼応して他の段の文字数も変わります。

バランスを変更すると、箇条書きと文章の組み合わせにもマッチします。

4.Wordのレイアウトを工夫しよう

段組みを使うと、ワンパターンになりがちなWordの資料を見やすく工夫できます。イベント・講習会などの資料作成に活用して、クリエイティブな資料の作成に挑戦しましょう。 Wordのレイアウトには、段組みをはじめ、さまざまな機能があります。作りたい文章に合う機能を見つけて、スマートなレイアウトの資料を作成してください。



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